リフォームとリノベーションとでは、価値は違いますか?

仙台の青葉区は、かつての開発競争から“改装構想”へと発想を転換させています。

その中核を担うのがリノベーションです。

価値の違いをお話ししておきましょう。

■リフォームでは本来の価値は上がらない。

「リフォームとリノベーションの価値の違い」ですが、これを資産価値という視点で見た場合、明らかな違いが両者にあります。

リフォームは壁材や床材、天井材などを張り替える工事が主体です。

これらをいくらやり替えても、住戸の寿命が延びることには直結しません。

それに対してリノベーションは、柱と梁など構造材を残して他のすべてを撤去し、給排水設備や送電設備の一式を新しくする改修工事なので、中古マンションの寿命を延ばすことになります。

■費用を上乗せして資産価値の向上を。

中古マンションの場合の価値は、立地的な価値と建物の価値の2つで捉えることができます。

建物の買主ができることは、建物の資産性の価値をアップさせることで、リフォームを行なうなら費用を上乗せしてでもリノベーションを行なうべきというのが、現代の見方です。

同じ中古マンション内の物件で、リノベーションを行なった物件が100万円高かったというのは、むしろ安いくらいです。

■通常リノベーションには300万円程度の費用をかけます。

スケルトン状態のまま内覧会を行ない、購入者の自由にさせる物件もあります。

仙台市の青葉区でも、昨年度はリノベーション物件が、前年度比5%増の伸びを見せました。

中古マンションは建て替えに住人の合意を取り付けるのがむずかしく、巨額の費用と時間を投じるよりも個々に対応できるリノベーションに人気が集まっています。